
はじめに:世界と日本の英語話者数の現状
グローバル化が加速する現代において、英語は国際共通語としての地位を確固たるものにしています。ビジネスや旅行、学術研究など、様々な場面で英語が使われており、英語力を持つことは大きなメリットとなります。
しかし、世界的に見ると英語を話せる人の割合はどの程度なのでしょうか。そして、日本は世界の中でどのような位置づけにあるのでしょうか。
スウェーデン発祥の語学学校EFエデュケーションファーストが発表した2024年版のEPI英語能力指数によると、日本は92位と低い順位にとどまっています。
順位 | 国・地域 | スコア |
---|---|---|
1位 | オランダ | 636 |
2位 | ノルウェー | 610 |
3位 | シンガポール | 609 |
・・・ | ・・・ | ・・・ |
92位 | 日本 | 454 |
このランキングから、日本人の英語力は世界的に見ても低い水準にあることが分かります。特にアジア圏では、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどが上位にランクインしているのに対し、日本は大きく遅れをとっている状況です。
一方で、世界的に見ると英語話者数は増加傾向にあります。英語が公用語の国はもちろんのこと、そうでない国でも英語教育に力を入れている国が多く、英語を話せる人の数は年々増えています。
この章では、世界と日本の英語話者数の現状をデータに基づいて詳しく解説していきます。世界的な英語話者数の推移や地域別のデータ、そして日本人の英語力に関する調査結果などを紹介することで、英語学習の重要性を改めて認識し、今後の英語学習のモチベーション向上につなげられればと考えています。

英語話者数の定義と調査方法
英語話者とは誰のことか?(母語話者、第二言語話者、学習者など)
英語話者を定義することは容易ではありません。大きく分けて、英語を母語とする「母語話者」、英語を第二言語として話す「第二言語話者」、そして英語を学習中の「学習者」がいます。
参考資料によると、「バイリンガル」とは一般的に2つの言語でコミュニケーションがとれる能力を指しますが、公式には「2つの言語を流暢に話す能力」と定義されています。つまり、日常会話レベルの英語力でもバイリンガルとみなされる場合がある一方、高い流暢さを求められる場合もあるということです。
また、英語話者数には、母語話者や第二言語話者だけでなく、ある程度の英語力を有する学習者も含まれることが多いです。そのため、調査によって英語話者数に大きな差が生じる可能性があります。
英語話者の種類 | 説明 |
---|---|
母語話者 | 英語を母語として生まれ育った人 |
第二言語話者 | 英語を母語以外として、日常的に使用している人 |
学習者 | 現在英語を学習している人 |
このように、英語話者には様々なレベルが存在し、その定義も調査によって異なるため、英語話者数を比較する際には、どの定義に基づいているのかに注意する必要があります。
どのような調査で算出されているのか?(EF EPI、Weblio英会話など)
英語話者数の算出方法はいくつかありますが、その中でも代表的な調査として「EF EPI(EF 英語能力指数)」を紹介します。
「EF EPI」は、世界最大規模の英語能力調査で、毎年発表されている信頼性の高い指標です。
この調査では、世界各国から数百万人の成人を対象にオンラインテストを実施し、その結果を集計することで、国や地域別の英語能力レベルを測定しています。
項目 | 内容 |
---|---|
調査主体 | EF Education First |
調査対象 | 世界各国の成人 |
調査方法 | オンラインテスト |
調査規模 | 数百万人 |
具体的には、読解力とリスニング力を測るテストを行い、その正答率に基づいてスコアを算出します。そして、そのスコアを基に国や地域別にランキングを作成し、英語能力の高低を比較できるようにしています。2024年版の調査では、116の国と地域から210万人が参加し、過去最大のデータに基づいて作成されました。
このように、EF EPIは、大規模なサンプル数と客観的なテスト方法によって、世界各国の英語能力を比較・分析するための貴重なデータを提供しています。
調査方法による違いと注意点
英語話者数の算出方法は、調査機関によって異なり、その違いを理解することが重要です。大きく分けて、「母語話者」を対象とする調査と、「第二言語話者」も含めた調査の2種類があり、それぞれ結果に影響します。
まず、「母語話者」を対象とする調査では、英語を母語とする人の数を国や地域別に集計します。この方法はシンプルですが、英語を第二言語として流暢に話す人々は含まれません。
一方、「第二言語話者」も含めた調査では、英語を話す能力のレベルを測り、一定基準を満たす人を英語話者としてカウントします。例えば、EF EPI(英語能力指数)は、読解力とリスニング力を測るテストを実施し、そのスコアに基づいて国や地域別の英語能力ランキングを作成しています。この方法では、より多くの英語話者が含まれますが、能力レベルの基準設定によって結果が大きく変わる可能性があります。
調査方法 | 英語話者数の定義 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
母語話者を対象とする調査 | 英語を母語とする人 | シンプルで理解しやすい | 英語を第二言語として流暢に話す人は含まれない |
第二言語話者も含めた調査 | 一定の英語能力を持つ人 | より多くの英語話者が含まれる | 能力レベルの基準設定で結果が変わる可能性がある |
それぞれの調査方法にはメリットとデメリットがあるため、複数の調査結果を比較検討することで、より正確な英語話者数の全体像を把握できます。また、調査対象となった人口や調査時期も重要な要素となるため、データの信頼性を評価する上で見逃さないようにしましょう。
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世界の英語話者数の割合
英語話者数の推移と最新データ
現在、世界で英語を話す人の数は増加傾向にあります。参考資料によると、英語を母語とする人の数は約15.28億人となっており、世界で1番目に多く話されている言語です。英語は世界中で広く使われており、国際共通語としての地位を確立しています。英語は、ビジネスや学術、文化交流など様々な場面で重要な役割を果たしています。
順位 | 言語 | 話者数(億人) |
---|---|---|
1位 | 英語 | 15.28 |
2位 | 中国語 | 11.84 |
3位 | ヒンディー語 | 6.09 |
4位 | スペイン語 | 5.59 |
5位 | アラビア語 | 3.35 |
英語が公用語の国々
世界には英語を公用語としている国が多く存在します。英語が公用語の国は、大きく分けて二つの種類があります。一つはイギリスの植民地であった歴史を持つ国々です。もう一つは、複数の言語が使用されている国で、共通語として英語を採用している国々です。以下、英語が公用語となっている国々の一部とその英語話者人口の割合、総人口、英語話者数についてまとめた表です。
国名 | 英語話者割合(%) | 人口 | 英語話者数 |
---|---|---|---|
アメリカ | 95.19 | 280,950,438 | 267,444,149 |
インド | 12.16 | 1,030,000,000 | 125,226,449 |
パキスタン | 49 | 181,000,000 | 88,690,000 |
フィリピン | 78.53 | 97,000,000 | 76,177,000 |
ナイジェリア | 53.34 | 148,093,000 | 79,000,000 |
イギリス | 97.74 | 60,975,000 | 59,600,000 |
カナダ | 85.18 | 33,355,400 | 25,246,220 |
オーストラリア | 97.03 | 21,394,309 | 17,357,833 |
表に示したように、英語が公用語の国々では、英語話者人口の割合は国によって大きく異なります。アメリカやイギリス、オーストラリアといった国々では、英語話者人口の割合が90%を超えていますが、インドやパキスタン、ナイジェリアなどでは50%以下となっています。これらの国々では、英語以外にも多くの言語が話されており、英語は主に公用語やビジネス、教育の場などで使用されています。
英語が主要言語として使われる国々
英語を主要言語として使用している国は多数存在し、その影響力は世界中に広がっています。特に、旧イギリス領の国々では英語が公用語として定着しており、日常生活やビジネス、教育の場で広く使われています。以下は、英語が主要言語として使用されている主な国と地域、そしてその特徴です。
国/地域 | 特徴 |
---|---|
インド | 英語は公用語の一つであり、高等教育やビジネスの場で広く使用されています。多様な言語が話されるインドにおいて、英語は共通語としての役割も担っています。 |
シンガポール | 英語は公用語の一つであり、教育やビジネスの主要言語となっています。多民族国家であるシンガポールでは、異なる言語を話す人々をつなぐ共通語として英語が重要な役割を果たしています。 |
フィリピン | 英語は公用語の一つであり、教育や政府機関で広く使用されています。アメリカの影響を強く受けており、英語教育が盛んです。 |
南アフリカ | 英語は11ある公用語の一つであり、ビジネスや教育の場で使用されています。多様な民族が暮らす南アフリカにおいて、英語は共通語としての役割を担っています。 |
ナイジェリア | 英語は公用語であり、教育や行政、ビジネスの主要言語となっています。アフリカで最も人口が多く、経済的にも重要な国の一つであるナイジェリアにおいて、英語は国際的なコミュニケーションの手段として重要です。 |
これらの国々以外にも、多くの国で英語が主要言語として使用されています。グローバル化が進むにつれて、英語の重要性はますます高まっており、国際的なビジネスやコミュニケーションにおいて必須の言語となっています。
日本の英語話者数の割合
日本の英語話者数の割合を正確に算出することは困難です。なぜなら、「英語話者」の定義が曖昧であり、統一された基準での大規模調査が実施されていないためです。
例えば、「英語話者」を「日常会話レベル以上の英語力を持つ人」と定義した場合、その割合は10%程度と推定する調査機関もあります。一方、「TOEICで一定以上のスコアを持つ人」を基準とした場合は、20%を超えるという結果も出ています。
また、世代間の英語力にも大きな差があります。若い世代ほど英語教育の機会が増えているため、英語力が高い傾向にあります。しかし、ビジネスで英語を使う機会が多いビジネスパーソン層では、英語力の不足が課題となっています。
英語教育の現状を見ると、小学校での英語授業の導入や、大学入試における英語4技能試験の導入など、英語教育改革が進められています。これらの改革の効果が表れるには、まだ時間を要すると考えられます。
英語力向上の重要性とメリット
グローバル化が加速する現代社会において、英語力の向上は様々なメリットをもたらします。ビジネスシーンから国際交流、自己啓発まで、英語力は個人の可能性を広げる重要なカギとなります。
メリット | 説明 |
---|---|
グローバル化社会における英語の必要性 | 国境を越えたコミュニケーションが容易になり、ビジネスチャンスの拡大や国際的なネットワーク構築に役立ちます。 |
ビジネスにおける英語力の重要性 | 外国企業との取引や海外進出、国際的なプロジェクトへの参加など、キャリアアップに直結する機会が増加します。 |
国際交流における英語の役割 | 世界中の人々と円滑なコミュニケーションを取り、異文化理解を深め、視野を広げることができます。 |
英語学習のモチベーション維持 | 英語学習は継続が重要です。目標設定や学習方法の工夫、学習コミュニティへの参加などでモチベーションを維持しましょう。 |
英語学習は単なる語学学習にとどまらず、グローバル社会で活躍するための必須スキルと言えるでしょう。
今後の展望と課題
テクノロジーの進化やグローバル化の進展に伴い、2025年に向けて日本人の英語力は向上する可能性を秘めています。特にオンライン教育の普及は、英語学習のハードルを下げ、学習機会の拡大に貢献しています。
AI英会話アプリの利用はまだ3割程度ですが、利用者の満足度は8割以上と高く、今後の広がりが期待されます。AI英会話は人目を気にせず学習できるため、従来の英会話学習にあった精神的な負担を軽減する効果があります。
項目 | 結果 |
---|---|
AI英会話利用率 | 30% |
利用者満足度 | 82.1% |
最大の魅力 | リラックスして話せる環境 |
AI英会話は「リアルに近い英会話力」「語彙力向上」「発音改善」「学習モチベーション維持」といった効果も期待されています。
しかし、AI英会話の利用頻度はまだそれほど高くなく、存在を認知していない人も少なくありません。AI英会話の認知度向上や機能改善が進むことで、日本人の英語力向上に大きく貢献することが期待されます。グローバル化が加速する現代において、英語学習の重要性はますます高まっており、個人が積極的に学習に取り組む姿勢も重要になるでしょう。

まとめ:英語学習のすすめ
グローバル化が加速する現代において、英語力の向上は、私たちにとって非常に重要です。英語を学ぶことで、世界中の人々とコミュニケーションを取り、新たな文化や価値観に触れることができます。また、ビジネスの場でも英語は必要不可欠であり、キャリアアップのチャンスを広げるためにも、英語学習は大きな武器となります。
英語学習には様々な方法がありますが、自分に合った方法を見つけることが大切です。オンライン英会話、語学学校、アプリなど、自分に合った学習スタイルを選び、継続的に学習に取り組むことで、必ず成果が得られます。
英語学習は決して楽ではありませんが、諦めずに努力を続ければ、必ず目標を達成することができます。英語を学ぶことで得られるメリットは計り知れません。新しい世界への扉を開き、より豊かな人生を送るためにも、今すぐ英語学習を始めましょう。
学習方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
オンライン英会話 | 時間や場所を選ばずに学習できる | 通信環境が必要 |
語学学校 | ネイティブスピーカーから直接指導を受けられる | 費用が高い場合がある |
アプリ | ゲーム感覚で楽しく学習できる | モチベーション維持が難しい場合がある |
色々な学習方法を試してみて、自分に合った方法を見つけることが大切です。
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