
日本語パートナーズとは?
日本語パートナーズは、国際交流基金がアジア地域へ派遣するボランティアです。主な活動場所は、中学校や高校などの教育機関です。現地の日本語教師を補助したり、生徒と交流しながら日本語や日本文化を伝えます。特別な資格や高度な語学力は求められていません。アジアの国々で異文化に触れ、たくさんの発見をしながら、人々の国際交流を促進する役割を担います。
事業概要と目的
国際交流基金が主催する事業で、アジア諸国における日本語教育の支援と、相互理解の促進を目的としています。派遣された日本語パートナーズは、現地の学校で日本語教師のアシスタントを務め、生徒たちの日本語学習をサポートします。また、日本文化の紹介や交流活動を通じて、生徒や地域住民との相互理解を深めます。
派遣国の紹介
派遣先は、主に東南アジア諸国です。インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシアなど多くの国に派遣実績があります。2024年度から2033年度の派遣予定人数をまとめた表は以下の通りです。
国・地域 | 2024年度 | 2025年度 |
---|---|---|
インド | 6 | 6 |
インドネシア | 59 | 59 |
カンボジア | 12 | 12 |
シンガポール | – | – |
タイ | 52 | 74 |
台湾 | 79 | 79 |
中国 | 13 | 13 |
東ティモール | 6 | 6 |
フィリピン | 10 | 10 |
ブルネイ | 5 | 5 |
ベトナム | 45 | 45 |
マレーシア | 34 | 34 |
ミャンマー | – | – |
ラオス | 4 | 4 |
合計 | 325 | 347 |

派遣期間と活動内容
派遣期間は原則1年間です。主な活動内容は、日本語教師の補助、日本文化の紹介、生徒や地域住民との交流です。授業のサポートでは、現地の日本語教師と協力して、より効果的な授業作りに取り組みます。文化紹介では、日本の伝統文化やポップカルチャーなど、多様な側面を紹介することで、生徒たちの日本への理解を深めます。
誰が応募できるのか?応募資格
応募資格は、日本国籍を有し、年齢が満20歳から満69歳であることです。日常会話レベルの英語力も必要です。特別な資格や日本語教育の経験は問いません。派遣前の研修に全日程参加できることも条件となります。
2025年度募集要項
日本語パートナーズの募集は複数回に分けて実施されます。それぞれの募集時期や応募方法、選考プロセスは異なりますので、最新の情報を確認することが重要です。
募集時期と応募方法
募集は年間を通して複数回行われます。応募はオンラインで受け付けており、国際交流基金のウェブサイトにある応募登録フォームから登録を行います。登録後、応募用紙などの必要書類をダウンロードし、指定された期日までに提出します。
募集時期 | 応募期間 |
---|---|
第1回募集 | 終了 |
第2回募集 | 2025年7月15日~2025年8月27日 |
第3回募集 | 2025年10月中旬募集開始予定 |
必要な書類と選考プロセス
選考は、書類選考と面接選考の二段階で行われます。提出書類は募集要項によって異なる場合があるので、応募前に必ず確認してください。主な提出書類には、応募用紙、履歴書、作文、推薦状などがあります。
選考プロセスは以下の通りです。
- 第1次選考(書類選考)
- 第2次選考(面接選考)
- 健康診断および追加書類提出
- 派遣前研修
応募から派遣までの流れ
応募から派遣までの流れは以下の通りです。
- 募集要項の確認
- オンライン登録
- 必要書類の提出
- 第1次選考(書類選考)
- 第2次選考(面接選考)
- 健康診断・追加書類提出
- 派遣前研修(約4週間)
- 派遣
待遇とサポート体制
日本語パートナーズには、安心して活動に専念できるよう、様々なサポート体制が用意されています。待遇面では、生活に十分な滞在費に加え、住居が提供されます。また、活動中の万が一の事態に備え、保険も完備しています。
項目 | 内容 |
---|---|
滞在費 | 派遣先により異なりますが、月額12~16万円程度(所得税引き後の金額) |
住居 | JFが提供(単身者用アパート、一戸建ての一部屋、学校内の寮等) |
渡航費 | 往復航空券(ディスカウントエコノミー)を支給 |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害:最高5,000万円、治療・救援費用:最高5,000万円、疾病死亡:最高3,000万円 |
滞在費は、食費、衣料費、日用品費、水道光熱費、通信費、住居から派遣先機関までの交通費などを含む現地での生活費全般をカバーします。なお、住居費は自己負担する必要はありません。海外旅行保険は、日本語パートナーズ全員に付保されます。万が一の病気やケガなどの際に備え、安心して活動に取り組むことができます。
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グローバル化が加速する現代において、多様な文化背景を持つ人々と働く機会は増加の一途を辿っています。欧米、アジア、中南米、中東など、異なる文化的背景を持つ同僚、顧客、取引先との円滑なコミュニケーションは、ビジネスの成功に不可欠な要素です。しかし、異文化対応能力は座学だけでは身に付きにくく、実践的な経験を通してこそ真に理解することができます。

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研修内容は各拠点によって異なりますが、いずれも実践的なプログラムを通して、グローバルビジネスに必要なスキルを養うことができます。
研修例:
- 現地語学学校にて英語の授業受講(1~2ヶ月):集中的な英語学習を通して、実践的なコミュニケーション能力を向上させます。
- 現地企業インターンシップ:実際のビジネス現場での経験を通して、異文化環境での働き方を学びます。
- 現地IT企業職場見学:最先端のIT技術に触れ、グローバルなITビジネスのトレンドを掴みます。
- ボランティア活動:地域社会への貢献を通して、異文化理解を深め、社会貢献意識を高めます。
会社負担で参加しやすい!
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派遣体験談
日本語パートナーズとして活躍した方々の体験談をご紹介します。活動中の様子や帰国後の様子を知ることができます。
タイで日本語パートナーズとして6ヶ月間活動した鈴木(仮名)さんの体験をご紹介します。
タイでの活動内容 | 帰国後の様子 |
---|---|
日本語教育のサポートだけでなく、文化交流にも積極的に参加。タイの文化に触れ、多くのことを学びました。日本語パートナーズ同士の絆はとても強く、帰国後も交流が続いています。 | 帰国後は、タイでの経験を活かし、国際交流イベントに参加しています。 |
活動中は、楽しいことばかりではなく、苦労もありました。例えば、
- 言葉の壁
- 文化の違い
- 日本人としての責任感
などです。しかし、それらの苦労を乗り越え、貴重な経験を得ることができました。日本語パートナーズとしての活動は、人生の宝物となるでしょう。
まとめ:日本語パートナーズに挑戦してみよう!
日本語パートナーズは、異文化交流や国際貢献に興味を持つ人にとって、貴重な経験となるでしょう。応募を検討している方は、ぜひ積極的に挑戦してみてください。
日本語パートナーズへの挑戦は、あなたの人生を豊かにする大きな一歩となる可能性を秘めています。具体的には以下のようなメリットが考えられます。
1.国際貢献:開発途上国の教育支援に携わり、国際社会に貢献できます。
2.異文化理解:異なる文化圏での生活を通して、多様な価値観や考え方を学ぶことができます。
3.自己成長:新しい環境への適応や挑戦を通して、人間的成長を遂げることができます。
4.キャリアアップ:国際的な経験は、将来のキャリア形成において大きな強みとなります。
5.人脈形成:現地の人々や他の日本語パートナーズとの交流を通して、貴重な人脈を築くことができます。
日本語パートナーズへの挑戦は決して容易ではありません。しかし、その経験はあなたの人生にとってかけがえのない財産となるでしょう。一歩踏み出す勇気を持って、ぜひ挑戦してみてください。
メリット | 説明 |
---|---|
国際貢献 | 開発途上国の教育支援に携わり、国際社会に貢献できます。 |
異文化理解 | 異なる文化圏での生活を通して、多様な価値観や考え方を学ぶことができます。 |
自己成長 | 新しい環境への適応や挑戦を通して、人間的成長を遂げることができます。 |
キャリアアップ | 国際的な経験は、将来のキャリア形成において大きな強みとなります。 |
人脈形成 | 現地の人々や他の日本語パートナーズとの交流を通して、貴重な人脈を築くことができます。 |
一歩踏み出す勇気を持って、ぜひ挑戦してみてください。

各団体情報
日本語パートナーズ事業は、国際交流基金が中心となり実施していますが、地方自治体やJICAボランティア事業の一環として派遣されるケースもあります。以下、各団体の情報をまとめました。
団体名 | 概要 | 役割 |
---|---|---|
国際交流基金(JF) | 日本の文化芸術交流事業を行う独立行政法人 | 日本語パートナーズ事業の企画・運営、派遣者の募集・選考・研修等 |
埼玉県 | 地方自治体 | 県独自の日本語パートナーズ事業を展開し、派遣者の募集・選考・研修等を独自に行う |
JICA(独立行政法人国際協力機構) | 開発途上国への国際協力を実施する独立行政法人 | 青年海外協力隊の日本語教育隊員として派遣 |
国際交流基金が実施する事業では、派遣国の大使館や領事館、現地の学校と連携を取りながら活動します。活動内容は、現地の日本語教師の授業補助や、日本文化紹介、生徒との交流などです。
埼玉県では、県独自の日本語パートナーズ事業があり、派遣国の学校等で日本語教育や文化交流活動を行います。
JICAボランティアの場合は、青年海外協力隊の日本語教育隊員として派遣されます。派遣国の教育機関で、日本語教師として授業を担当したり、教材開発、教員研修などを行います。
どの団体を通して派遣される場合でも、日本語や日本文化への理解を深めるための活動を幅広く行います。それぞれの団体の募集要項をよく確認し、自身の希望や適性に合わせて応募先を選択しましょう。
応募に関するFAQ
Q1: 英語力はどの程度必要ですか?
A1: 日常英会話ができるレベル(CEFRのA2相当目安)が必要です。派遣先によってはより高度な英語力が求められる場合があります。
Q2: 複数回の応募は可能ですか?
A2: 選考落ちした場合、次回募集に再応募できます。同時期の複数応募も可能ですが、内定後は他方の選考は終了します。
Q3: 海外からの応募は可能ですか?
A3: 可能です。ただし、締切厳守、選考上の配慮なし、日本国内の住所が必要など、いくつかの注意点があります。
Q6: どのような経験や知識が必要ですか?
A6: 派遣先によりますが、日本語教育の知識や経験は問いません。
Q8: 経験者も再応募できますか?
A8: 可能です。ただし、未経験者を優先します。短期派遣や大学連携インターンの方は帰国前でも応募可能です。
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